フルコースをおすそわけ

打楽器奏者・中村めぐみの毎日、ちょっとおすそわけしてます。

オーチャードコンサート

大変遅くなりましたが、
9/17オーチャードコンサート、無事に終演いたしました。


ご来場いただきました皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!



リサイタルや少人数のコンサートは何度か開催してきましたが、
このような大人数だったり、関連企画のあるコンサートの企画は初めてだったかもしれません。


演奏だけでなく、企画者として、一つまた経験を積ませていただきました。
この事業を採択してくださったことに感謝しております。

 

今はただ、初めての「オーチャード」駆け抜けられて、よかった〜!という安堵の気持ちですが、
これからもハーベストが続いて、

今回のレクチャーに参加してくれた中高生さんと、いつか共演・・なんてことになったら、ものすごく素敵ですよね。

 

 

ハーベストの扉が開き、最初に集まった思い出深いメンバーと、偉大な先生方。


いつかまた集まって演奏できる日を楽しみに、次に向けてまた頑張ります!

 

f:id:mechan_perc:20180924181645j:image
f:id:mechan_perc:20180924181648j:image
f:id:mechan_perc:20180924181636j:image
f:id:mechan_perc:20180924181639j:image
f:id:mechan_perc:20180924181642j:image
f:id:mechan_perc:20180924181634j:image
f:id:mechan_perc:20180924181651j:image

食べたら呪われないかな

偉大な音楽家たちのクッキー

 

f:id:mechan_perc:20180911194841j:image

 

なかなか肖像画に似てる!

誰が誰か、わかりますか??

 

特に真ん中の方は、17日までは大切にとっておこうかな。

いや、むしろ大切にいただいて、体内に取り入れた方がいいのか…

 

勝手に験担ぎしてしまう、

楽家にとっては悩ましいお菓子。笑

打楽三重奏 〜DA・RA・KU〜

いよいよ、オーチャード期間まで、残りちょうど1週間となりました!

 

皆さまご予定はいかがですか?

もしまだ空いておりましたら、ぜひ9/17のコンサートに遊びに来てくださいね!

 

さて、私が演奏に参加する1曲、打楽三重奏は、現代を生きる日本の作曲家のお一人、水野修孝氏の作品です。

トムトム(写真)や大太鼓やコンガといったいわゆる太鼓と、カウベル、ギロ、クラベス、笛といった小物楽器が色々登場。

 

f:id:mechan_perc:20180908170726j:image

 

余談ですが、

水野先生の作品といえば、大学時代に「鼓 ー指揮者と8人の打楽器奏者のためのー」をやったことがあります。

「鼓」は序・破・急の3部構成、特に印象的なのは、破の楽譜で、たしか線や図形で作曲者が絵(…そんな綺麗な感じではない)イメージが描かれているだけというもの。

舞台上を指揮者も含む9人が縦横無尽に走り回り、身体のうちにあるエネルギーを音に変えるかのように、色んな楽器を叩き回る。

 

私が大学1回生の時にやった曲なので、もう10年以上前のことです。

とにかく集中力と体力が必要で、またそれぞれの楽器の特徴を活かした使い方がされている曲だったので楽器の研究も大切だったし、音の間、呼吸というものを音楽の中で作り出す難しさは、1回生の身にはかなり難易度が高く堪えましたが、今思うと、とても面白く想い出深い曲です。

 

今回の打楽三重奏も、集中力と体力(+肺活量。笑)が本当に必要で…

笛で「TU-T TU-TU-T Tuk Tuk」といったリズムに沿ったタンギングをしながら、両手でカウベルを叩くみたいなところでは、笛を吹き飛ばさないように必死…!

 

しかしその必死さ、緊張感が曲の魅力の一つになりうるということを、10年前に教えてもらいました。

 

打楽 ダラク

という、言葉からも感じるように、なんとなく日本的な所もあるように思います。

 

関東はわからないのですが、関西では演奏されてるのを聴いたことがないので、ぜひ今回のコンサートをお楽しみに!

 

 

f:id:mechan_perc:20180908170737j:plain

チケットまだまだ受付中〜 byギロ

 

tromme-chan.hatenablog.com

 



 

へびの歌

いよいよ台風21号が関西に!

京都もすごい雨風です。

テレビつけたら、スタジオにあるテレビマイクが風の音を拾ってビュービュー聞こえててビックリ。

お仕事でどうしても外にいる方は、どうか十分お気をつけて。

 

私は仕事柄、家にいてもいつもと変わらず練習と事務仕事なのですが、

こんな日は、メールも多く(みんな事務作業をするから笑)、逆に仕事が進む〜〜

 

練習は、へびの歌から。

「Le chant du serpent」

ル・シャン・デュ・セルパン

作曲者のEkhard Kopetzki(エックハルト・コペツキ)は、ドイツ人なんですが、なぜかこの曲名はフランス語。

 

f:id:mechan_perc:20180904140546j:plain

ボンゴ・コンガといったラテンパーカッションと、大太鼓・小太鼓を全て手で叩きます。

写真の楽器は、コンガです。よくコンガとボンゴ、どっちがどっち〜と言われますが、この樽みたいな大きい方がコンガですよ。

ボンゴもコンガもハンドパーカッションなので、手で叩くのが一般的ですが、私たちクラシックの打楽器奏者はバチで叩くことも普通にあります。オーチャードの別の曲「打楽三重奏」ではコンガをバチで演奏します。

 

へびの歌では、楽器を叩く以外に、叫んだり手拍子を打ったりするのですが、

・巨大な蛇の姿

・火の近くで呪いの踊りを踊る人のイメージ

が曲になっているそうです。演奏していると楽しくなってくるのですけどね・・。

「sch(シュー)」という声は、蛇の音なんだな。

 

6年くらい前に、びわ湖ミュージック・ハーベストコンサートでやったことがある思い出の曲。また(ほぼ)同じメンバーで再演できるのが、嬉しいです!

 

と、ここまで打って、停電した。。。

真っ暗の中、UP!!!!

 

どうぞみなさま、引き続きお気をつけて。