【近況】ショパン国際ピアノコンクールと冬の風
こんばんは!
先週末から急に冬がやってきた感じですね。
寒さが続くので、今年は紅葉も短いだろうと、昨日のニュースで気象予報士が言っていました。
京都の高雄方面もこれから紅葉シーズン。
色づき始めたら、家族で出かけたいなと思っています。
さて、湖鼓デュオの配信コンサートが、先日18日で配信終了となりました!
おかげさまで、50名以上の方にご購入いただき、ご家族や友人と見てくださっているので、本当にたくさんの方にご覧いただくことができました。
ご購入いただきました皆様、応援くださいました皆様に、心より感謝申し上げます。
また今後につなげていけるように、これからも頑張って演奏活動を続けていきたいです。
これからも応援のほど、よろしくお願いいたします!
最近の話といえば、
今朝までショパン国際ピアノコンクールがありましたね!
日本人では、反田恭平さんが2位、小林愛実さんが4位という素晴らしい結果・・ファイナリストには17歳の方が3名もいたようで、才能と努力、運に縁、、この世にはすごい人がほんまにたくさんいるなぁ。
昨日は、どうしても結果発表の前に小林さんの演奏を聴きたくて、2時まで頑張って起きて聴きました。いや、起きているのはさほど辛くなかったのですが(夜型万歳!)、朝7時に起こされるのが辛い。
コンクールの最初から最後まで全てショパンの曲で、ファイナルなんて、協奏曲1番か2番の2曲しかなくて、12人のファイナリストのうち9人は1番を選んでいたので何回も同じ曲を聞くわけですが、全然違う曲に思えるほど、一人一人音色も音楽も違っていて。
ものすごく刺激をもらいました。
まだ全然アーカイブ見きれていないので、優勝した方の演奏はどんな演奏だったのかな?と、終わってからも楽しみが残っています。少しずつみようかなと思います。
守山の音楽教室では、今、受験生を1人教えているのですが
何か一つのことにひたすら向き合って、突き詰めて高めていくことの素晴らしさや、貴重さをすごく感じています。
ショパンコンクールでも同じことを感じましたが、そのような時間をたくさん過ごせることや、「全てを出し切る」という経験をする機会があるということは素晴らしいことだし、10代20代はそのチャンスが必然的にも選択的にも与えられている年代なんだなと、30代になった私は考えていました。
自分のために未来を選択して、自分の技術や力を高めていき、人生を彩っていく時間。
息子が生まれてから、息子のために、息子優先で日々過ぎていくことが多い毎日で、
それは大変ながらも間違いなく私の人生の彩りになっているのですが、そうはいっても、演奏家としては思うように練習時間が取れなかったり、体力が残っていなかったり・・・する訳で。
その度に、出産や子育てと仕事の両立の厳しさを感じながら過ごしていますが、でも、私は自分の「演奏家でいたいと思う人生」を諦めたくないなと、その度に強く願ってしまいます。。。
これは私のわがままであって、私一人が演奏家を辞めたとして、世界は何も変わりなく動いていく訳ですが、私自身が幸せであるための選択を、最後まであきらめないでいたいなと、時々ふと思うのです。
これはエゴなのかな。でも、「音楽家」は職業ではなく「生き方」らしいから、それでいいか…と思っています。
でもそのためには、然るべき努力をしなければならないですよね。頑張ります。
なんか、10月は受験・コンクールと、誰かの人生の転機を見ているせいか、そんなことをまた考える時間になりました。
思いがけず長くなってしまったので、この辺で!
最後に写真を1枚!
2次予選の時に、息子とYoutubeの配信コンサートを見ていて、手や指の速い動き、そして美しいピアノの音に2歳児も釘付け。
思わず真似したくなったらしい