打楽三重奏 〜DA・RA・KU〜
いよいよ、オーチャード期間まで、残りちょうど1週間となりました!
皆さまご予定はいかがですか?
もしまだ空いておりましたら、ぜひ9/17のコンサートに遊びに来てくださいね!
さて、私が演奏に参加する1曲、打楽三重奏は、現代を生きる日本の作曲家のお一人、水野修孝氏の作品です。
トムトム(写真)や大太鼓やコンガといったいわゆる太鼓と、カウベル、ギロ、クラベス、笛といった小物楽器が色々登場。
余談ですが、
水野先生の作品といえば、大学時代に「鼓 ー指揮者と8人の打楽器奏者のためのー」をやったことがあります。
「鼓」は序・破・急の3部構成、特に印象的なのは、破の楽譜で、たしか線や図形で作曲者が絵(…そんな綺麗な感じではない)イメージが描かれているだけというもの。
舞台上を指揮者も含む9人が縦横無尽に走り回り、身体のうちにあるエネルギーを音に変えるかのように、色んな楽器を叩き回る。
私が大学1回生の時にやった曲なので、もう10年以上前のことです。
とにかく集中力と体力が必要で、またそれぞれの楽器の特徴を活かした使い方がされている曲だったので楽器の研究も大切だったし、音の間、呼吸というものを音楽の中で作り出す難しさは、1回生の身にはかなり難易度が高く堪えましたが、今思うと、とても面白く想い出深い曲です。
今回の打楽三重奏も、集中力と体力(+肺活量。笑)が本当に必要で…
笛で「TU-T TU-TU-T Tuk Tuk」といったリズムに沿ったタンギングをしながら、両手でカウベルを叩くみたいなところでは、笛を吹き飛ばさないように必死…!
しかしその必死さ、緊張感が曲の魅力の一つになりうるということを、10年前に教えてもらいました。
打楽 ダラク
という、言葉からも感じるように、なんとなく日本的な所もあるように思います。
関東はわからないのですが、関西では演奏されてるのを聴いたことがないので、ぜひ今回のコンサートをお楽しみに!