フルコースをおすそわけ

打楽器奏者・中村めぐみの毎日、ちょっとおすそわけしてます。

さきらジュニアオーケストラ 第8回定期演奏会

今年も、さきらジュニアオーケストラの定期演奏会が無事に終わりました。

 

とてもよく集中した演奏でした!

ジュピターの4楽章、ベートーヴェンのピアコンの3楽章、どちらも本番は快速テンポ…

しかし、秋山先生の指揮に食らいつき、伊藤恵さんのピアノとぴったり寄り添いながら、ばっちり弾ききりました。

 

本番終了後のお疲れさま会では、秋山先生から「きみたちが本番に強いのは知ってたけど、今日また、してやられたよ〜〜」というお言葉を頂戴し(笑)

みんなでお菓子を食べ、サインをもらったり、写真を撮ったりして、楽しく過ごしました。

 

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子どもたちへのインタビューで。

・オーケストラ1年目さんはシンプル「楽しかったです!」 それが一番!

コンマスくんの「この仲間で演奏できて幸せだった。来年も再来年も、続けていきます」

・初めてのチェロトップという役を務めた子が感じた、今までの演奏するだけではない、皆を率いる大変さ

・向き合ったからこそ感じる悔しさ「来年、もっと上を目指して頑張ります」

 

どれもが、心に響きました!

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コンマスをするためにはトップを経験し、

トップを務めるには、オーケストラで何年か弾く経験が必要。

オーケストラで演奏するには、アンサンブルが出来るだけの余裕がないとできないし、

きちんと基礎から楽器を練習して、焦らずに練習を積み重ねてから、オーケストラに入ります。大変…

でも、こうして順番に、階段をあがっていきます。

 

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こうしてみると、やっぱり育成事業というのは、本当に時間のかかることです。ホールや地域の方々、関係者の理解と絶対的な協力がないと、成し得ません。

 

でも、これだけ沢山の子たちが、出来ないことや緊張を乗り越えたその先に、音楽があって幸せだ、仲間と演奏できて幸せだと思える。

楽しいことだけではないけれど、それも含めて、音楽をすることだとわかる。

こんな風に成長できる場所というのは、本当に貴重です。

 

こういうこと経験した子たちは、きっと将来、楽しいことだけでは物足りない。

苦しくてもいいから何かを成し遂げるということを喜びだと、感じるんじゃないかな…と、ふと思いました。

 

何年も通して、この場所で子どもたちが見せてくれる「成長」は、私にとっても喜びです。

この場所にいられることに感謝です。

 

ブログを読んでくれている皆さまには、これからも、アカデミーのことを、長く、温かい目で見守ってほしいです。

 

つぎは、3月の成果発表会!

頑張りましょう!